○ この度 『大川小学校児童津波被害国賠訴訟を支援する会』 を立ち上げていただきました。
これまで我々遺族はわが子を失った真実を知りたく検証を続けてきました。生き残った子供たちに対して、石巻市の教育委員会は「証拠隠滅」「証言偽造」という教育者として、あるまじき行為を今日に渡り続けています。
わが子を亡くした親に対しては、生きたいと訴えた子どもの声すら無かった事にしました。これが許される行為とは思えません…。
この様な悲劇を二度と起こさない為だけでなく、事後のあり得ない対応を繰り返さない為にも、正しいものは何かをはっきりさせたいと思います。
○ 私はこの震災で3人の家族を津波で亡くしました。長女は長男と一緒にあの日大川小学校で津波にのまれて長男は助かったものの、長女は亡くなりました。生き残った長男がずっと証言し続けてきている事も認めようとしない市教委いや、大人達を長男はどう見ているのでしょうか? 誰か正しい背中を見せてくれる大人はいないか…と。
これまで、市教委の説明会や大川小学校事故検証委員会に訴え続けてきましたが、立場や組織を守ることばかりに徹している大人しかいませんでした。
今回、訴訟に進まざるをえなかった理由は正しい大人の背中を見せる為です。
大川小学校遺族 只野英昭